明治時代、和井内貞行氏の功績により、ここ十和田湖でもひめますが食べられるようになりました。近年、生態系や水質の変化によりひめますの漁獲量は減少傾向にありました。しかし、十和田湖増殖漁業協同組合による水質浄化や環境保全、ひめますのふ化・放流作業に取り組んだ結果、ひめますの漁獲量は回復しつつあります。

　ひめますは銀白色で美しい体型、捌いてみると美しい薄紅色。淡水魚らしい繊細な風味が魅力です。

 ここ十和田湖で獲れたひめますの味は極めて美味。臭みが全く無いので、独特の食感と甘みが魅力の刺身がおすすめです。脂が乗ったピンク色の身は、塩焼きにすると、柔らかくジューシーで絶品です。